あそこの川のティラピアは絶えた
ティラピア
学名:不明
「あそこの川」にはかつて、ティラピアが群れを成していた。
美しいメタリックブルー
似てるがブルーギルではない。
心無いアクアリストが放流したのかどうかはわからないが、いつの間にやら大繁殖していた。
大繁栄していた当時は配合エサでもルアーでもフライでもよく釣れた。
大きいもので40cmぐらいのも居たがそいつらは意外にもスレッカラシだった。
釣りエサには見向きもせずに護岸のコンクリートに張り付いたコケをチュパチュパねぶって(舐めて)いた。
時々ウェダーを履いた漁協の関係者らしき人が必死に上流からザブザブと下流へと魚群を追いやっていた。
しかし例年にない厳しい冬が過ぎて暖かくなる前にはすっかり姿を見なくなった。
「あそこの川」から居なくなって3年ぐらい経った頃、宇治川本流で数十匹の群れが浅瀬を泳ぐのを見た。それが最後である。
この「あそこの川」水域についてはいくつか不可解な事例があるので時々覗いて生態系とはなんぞや?と考えてみようと思う。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Take it easy.

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